お見合い写真を用意する
こんにちは、さと子です。
お見合いをするためには、スナップ写真なるものを提出せねばならないらしい。
しかも顔面アップのものと全身のもの。
……え???
この顔面と縦にも横にもデカい身体を全国に公開する???
公開処刑では???????
私「あの……どうしても写真必要ですか?」
思わず聞いてしまいました。
仲人さん「絶対いやならいいですけど、お見合いできる確率は下がりますよ」
そりゃそうだ。
他の皆様が顔を出しているのに、私だけ出していなかったら、
「よっぽどの事情があるのか」
「そんなにひどい顔なのか」
「自意識過剰なのか」
「そんな人めんどくさそう」
「そもそも顔がわからない人間に会うのいやだ」
と思われるに決まっている。
写真、撮るか……。
しかし、スナップ写真ってなんぞや???
スナップ写真とは、被写体(つまり私)を自然な形や雰囲気の中で撮影した写真、だそうです。
ほう……つまり、誰かに撮ってもらわないといけない。
自撮りという手も考えたのですが(そして実際にやってみましたが)、ブレたりうまいこと顔や身体が入らなかったりで、うまくいきませんでした。
さて、誰に頼もう。
数少ない友人にお願いするのは気がひける。そもそも婚活するっていうのを暴露したくない(数年後、あっさり暴露するのですが)
会社の人にお願いすれば、光の速さで「あいつ婚活してるってよ笑」と広まるのは確実。そしてからかわれる!!!会社に行けなくなる!!!
となれば、親にお願いするしかない。
ということで、実家に戻り、父にお願いしました。(母は機械オンチ)
私「すみません。デジカメか何かで写真撮って下さい」
父「え、なんで?」
私「お見合いするんで」
父「は!?お見合い!?お前が???その顔で???(大笑)」
……大丈夫大丈夫、この反応、予想通りです涙
めちゃくちゃ笑われた後、近所の緑豊かな公園で写真を撮って貰えました。
父「こんなんでいいか笑」
私「いいよ(なんでも)」
この写真、思い返せばひどいものでした。
バカにされながら撮ったので、表情は苦笑い。目は半開き。
角度も何も気にせず撮影されたので、身体のデカさや足の短さが強調されており、
おまけに背景が鮮やかすぎて、どちらが被写体かわかりません。
でも、これ以上からかわれるのがちょっとつらくて、
「これでいい」と言ってしまったのでした。
この時点で既に自暴自棄気味。
こんな心情で撮られた写真を提出した時点で、既に負けは決まっていたのかもしれません。